お知らせ

付属幼稚園のある日②

園の紹介

 好天に恵まれ、園庭の藤の花も今が満開です。今日も園庭ではいろいろな遊びが行われました。まずは、子どもたちの遊びが絡み合って変化し、いつの間にか一つのところに集まっていく様子をご紹介します。

エピソード1

「子どもたちは、今日、どんな遊びをするのだろう?」と、園庭にタイヤにロープをかけておいておきました。すると…

子どもたちは、タイヤの上に乗り、引っ張り始めます。面白がって、先生もタイヤに乗って、引っ張ってもらおうとすると…、
「先生、重た~い!」そんな声が聞こえてきそうです。
どうですか、このうれしそうな顔。
「タイヤマルゼンタクシー」と言いながら遊んでいる子もいました。
お友だちでなく、こんなものを乗せて走っている子もいます。すると、園庭に『道』のような跡ができてきました。 
そこに、トイをもってお友だちがやってきました。いったい、何が始まるのでしょうか? 

エピソード2

今日は梯子は用意していなかったのですが、子どもたちは自分で梯子を取り出し、運んでいきます。 
「どこに運んでいくのだろう?」とみていると…
玄関のところにおいて遊び始めました。でも、飽きてくると…
こんな風にタイヤに積んで、車(トラック?)にしたり、
こんな風に、ミニハウスの窓にかけて部屋の中をのぞいたり、煙突をのぞいてみたり…
でも、一本は、どこかに持っていかれてしまいました。「どこに持っていくのだろう?」

エピソード3

子どもたちは、園庭の真ん中にお酒のケース2つを運んできました。何をするのかな?
そこに、さっきの梯子が掛けられました。
トイも持ち込まれ、どうやらアーチ(門?)のようなものを作り始めました。
みんな、一生懸命協力しています。
いろんなクラスの子も集まってきて、何らや大規模な工事が始まりました。
赤い画用紙も持ち込まれています。いったい、何をつくろうとしているのでしょう? 

エピソード4

タイヤの上に板。シーソーのようなところにもう1本タイヤを運んでいる子がいます。
見ていると、3つ目のタイヤも転がし始めました。
タイヤ、持ち上げちゃった。 すごい! 力持ち!! 
「橋をつくろうとしているのかな?」と見ていると…
いろんなものを載せて「トラック、トラック」と説明してくれました。
荷台にトイも載せて走ろうとすると…
年少組のお友だちが、別のトイも持ってきて遊びに参加。
おっとっと。こぼれちゃった。積み直さなきゃ。
協力して運んだ先は、さっきの門(アーチ?)のようなものを作っているところ。
工事に参加です。

エピソード5

門(?)のところに持ち込まれた赤い画用紙を丸く切り始めました。
青い画用紙もあるようです。
赤・青・黄色!? ということは…
どうやら、作っていたのは『信号機』だったようです。

 園庭にロープを通したタイヤを見て、「タイヤマルゼンタクシー」と言って始まった遊びが、こんな遊びに発展しました。子どもの創造力って、すごいですね!

 これは、本園の遊びの一部です。子どもたちは、毎日、このようにして自分たちで遊びを作り出しています。でも、みんながみんな、一緒に遊んでいるわけではありません。この遊びの周りでは、子どもたち一人ひとりの遊びが展開されていました。その様子は、「付属幼稚園のある日③」でご紹介します。